あいちトリエンナーレ騒動2‐芸術と政治介入‐橋下徹vs三浦瑠麗

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橋下徹 :仲間を刺すなよ!!
三浦瑠麗:政治的な作品をNGにするならピカソのゲルニカもNG

橋下さん
ある作品の出展を断ることは、憲法の問題ではない
主催者が、方針を決めて、方針に会わない作品を断ることは、憲法違反でも何でもない
知事が独断で判断するのは問題なので、実行委員会を設定してやればいい

三浦さん
政治家が、どこまで判断できるのか、どこで一線を引くのか
言い方、プロセス、補助金の引き上げなど、グレーな問題

橋下さん
反日だからダメと言うあいまいな基準で決めてはいけない
行政の中立性の問題、
行政が関与する中では政治的な作品はいらない

三浦さん
現代作家の作品に多くの人が慣れていなかっただけで今回のような作品は沢山ある
日本の芸術家の多くは政治を分かっていないけど左翼という人が多い
一面的ではあるけど「反戦平和」を願う純粋さはある
その中に、いい作品もあるし、くだらない作品もあるだけのこと

橋下さん
もし政治的な作品がOKだと言うなら、真逆の思想を持ったものも同時に展示するべき
慰安婦像の横に、慰安婦がにこやかに通帳を持っている像を置く
そうすれば、「どちらも止めましょう」となるのではないか

三浦さん
日本の作家の中には、そんなものを作る人はいないし
橋下さんは芸術家ではないでしょ

言っていることは分かるが、それだと行きつく先は「お行儀よくしろ」になってしまう
芸術は政治問題を扱っちゃいけないというわけではない
今回、辺野古問題などを扱う作品もあったし
もしも政治的な作品をNGにしてしまうとピカソのゲルニカもNGになっていまう

橋下さん
今まで狭い世界で、自分たちだけでやっていた間は良かったが
公費を使って、広く公に展示すれば、今回のような問題になる
津田さんも今回の事で良く分かったと思う

三浦さん
今回の表現の不自由展実行委員の問題は
女性蔑視したとされる会田誠さんの作品を除外するなど
自分達にも相当偏ったバイアスがかかっていたにもかかわらず
「表現の不自由展」という憲法に関わる大命題を正面においたこと

※ 会田誠さん

藤田嗣治氏の重厚なプロパガンダとして利用された戦争礼讃絵画を
名作であるのに葬ってきた事などを一緒に展示すれば良かった

藤田嗣治氏の作品↓

https://pds.exblog.jp/pds/1/201208/27/04/b0044404_10261038.jpg

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【視聴者のアンケート】
表現の不自由展の中止に賛成43%、反対57%
「内容はともかくとして、、、強制的に中止させられるべきではない」
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橋下さん
テロに屈するべきではないけれど
実際に危害が及ぶ可能性があったので、現場としては中止せざるを得なかっただろう

三浦さん
結局今回の事は、放っておいても大丈夫
今後、津田大介さんのような方が芸術監督に選ばれることはないし
多数の人が嫌だと思うものは支持されない
(過剰な法整備やルールで縛らなくても大丈夫)

今回の事で驚いたのは、
津田さんと同じ思想を持っていた人が、彼を攻撃する側に回った事

橋下さん
一緒にやっていた東浩紀さんが、役職を辞めて「自由な立場から批判する」と言うのは全く理解できない
大阪市長の時にブレーンとして集まってくれた人が、辞めてから思いっきり批判してきた事があった

三浦さん
東浩紀さんに関しては思想が違うから、私のやり方ではないけど、理解はできる
東さんはそれでも、電話をかけたり友情を示した
しかし、それすらせずに津田大輔さんをめった刺しにする人々がいる

橋下さん
仲間を刺すなよ!!

関連動画 ↓

あいちトリエンナーレ騒動‐検閲か表現の自由か‐宮台真司、橋下徹、宇野常寛、櫻井よしこ

 

音声で記事の内容をまとめました↓

 

 

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文責:著者名: 山崎純二 、本名: 山崎 順
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