▼NoCode(ノーコード)とは?
NoCodeはプログラミングの知識がなくてもアプリや自動化ツール、サイトの開発ができる 手法のことです。
<特徴>
・プログラミングの知識が必要ない
・開発コストの削減
・開発時間の短縮
既存のツールを組み合わせるので、コードの記述が必要ありません。プログラミングコード を書く必要がなくなり、これまでにない早さで開発し市場に提供できるようになります。
実はこの NoCode という技術は新しい概念ではなく、昔から存在しているものです。
広い 定義でいえばブログなど作る際に用いるWordPress(ワードプレス)もそれに該当します。
今までもあった概念なのになぜ今急速に広まっているかというと、これまではフロントエ ンド(アプリなど開いた際に画面上に見える表の部分)部分が中心だったのが、バックエンド (顧客の登録管理や決済機能など見えない複雑な部分)の機能まで実装されていたことにあ ります。
コロナ禍の時代にスピーディな対応が求められる中、開発関係も NoCode の登場によって 今まででは考えられないようなスピードで新しいサービスを開発できる可能性があります。
その証拠に、Google、Amazon、Microsoftといった大手IT企業がNoCodeに注目し力を入れ始めています。
▼NoCode(ノーコード)の革命
NoCode一番の革命は、開発コストの大幅ダウンによって趣味の域を出なかったようなニッ チで新しいサービスが誕生する可能性があることです。
時間もお金も両方のコストが大幅に下がれば、とりあえず作ってみるが可能になり、その分 新しいビジネスへ挑戦する企業や個人のエンジニアも増えてくるでしょう。
▼NoCode(ノーコード)ツール
・Adalo(アダロ)
SPOTTOという「オンライン選考に対応した企業と学生とをマッチングさせる就活アプリ」 が、日本初の NoCode アプリ買収要件でも話題となりました。この開発を行ったのがノー コード博士と呼ばれる人で、作成の際に主要ツールとなったのがAdaloです。
Adaloについては、ノーコード博士自身があるインタビューにて以下のように述べておられ ました。
“Adaloは、ノーコードでUI/UXの優れたアプリを作れるプラットフォームです。デザイン が優れていて、直感的に操作ができることが特徴であり、プログラミングをすることなく NetflixやUberのようなアプリケーションを一気通貫で開発することができます。”
<引用元> IT業界が根底から変わる、日本人の知らないノーコードアプリの衝撃
https://descartes-search.com/media/nocode-app-developement/
他にも Google が買収した AppSheet、Amazon の Amazon Honeycode、国内だと東京フリ ーランスの運営するpuzzllyなど、プラットフォームは多数あります。
▼NoCode(ノーコード)おすすめ
・しんじ(NoCodeユーチューバー) 今回取り上げたNewsPicks動画のサポートにも入っているユーチューバーさんで、NoCode についての動画を多数あげています。気になった方はぜひこちらもご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCa3cFggd3BrJ6qq5lw8P_9w
▼所感
筆者も NoCode という存在を知ったのはつい最近のことです。プログラミングができなくても、アプリや自動化ツールが作成できると聞いた時にはワクワクしました。エンジニアで はない人は私と似た感想を抱いたのではないでしょうか。
個人的に注目しているのは、NoCodeが普及することでアプリ開発や自動化ツールの業界が 益々加速していく未来です。
「エンジニアの仕事が減るのじゃないのか」という声もあれば、「そんなことはなく発展し ていく」といった声もあります。ようは使い方しだいなのかもしれません。
どの業界でも、問題解決の手法はITの進化により誰でも簡単に入手できるようになってく るでしょう。その先に待っているのは同じ手法をつかって、その先にどうやって独自の付加 価値を付けるかが重要な時代になってくると考えます。
NoCodeというものがこれからどんな選択肢を与えてくれるのか楽しみです。
大久保 崇
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