「東浩紀がいま考えていること2ーー『ゲンロン』第2期新創刊記念」ダイジェスト

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labor  とっぱらいの労働
action 政治活動
work  作品、みなで物をつくる
だから、workが大切
アーレントの哲学のポテンシャルはworkにある

インマヌエルカントの判断力批判は趣味の哲学
美的判断や芸術の良し悪しを語るのは、原理から導かれている事ではない
でも我々は、作品の良しあしを普遍的なふうに拡張して話す

美的判断による公共性
私が、そのまま公(おおやけ)とはなががらず
普遍性とは関係なくつくる公共性
つまり芸術は、友と敵をこえる公共性

アイヒマンを含めた当時のナチスの人達は
目の前の残虐性に嫌悪感を覚えていた
しかし彼らは倫理的に高潔だから、殺そうとした
ユダヤ人を殺すことが道徳的に正しいと思っていたからこそ殺した
彼らは私心を捨てて、国の為に、殺した

目の前で人が苦しんでる事に対してのシンパシー
を消さない公が大切だけど
実際には消してしまうから
公的なものに自分をつなげる事は危険

【所感】
ダイジェスト版ながら
久々に東浩紀さんの本気の
言論を聞くことが出来た

ダイジェスト版の結論としては
公的なものに自分をつなげる事は危険だからこそ
私が、そのまま公(おおやけ)とはなががらず
普遍性とは関係なくつくる公共性である
芸術(Work)が大切だということか

「普遍性とは関係なくつくる公共性」
という部分だけが、どういう意味か分かりずらいが
当時の普遍性を帯びた価値観である
「一神教」もしくは「共産主義」などの
100人が100人、絶対に正しく、普遍的だという言説を指していると思われる

人の未熟な理性や合理性で
「絶対に正しい」と何かを集団が主張しはじめるときに危険があり
しなやかなアイディアによって
敵と友をこえてひとがworkすることが
人を誤った公の鎖から解放しつつも
人を孤独にせず公共性を持たせるという事を語っているんだろうと思われる

【ご視聴は10/6(日)まで!】という事なので
是非、見てみて下さい

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