ヨビノリチャンネルたくみさんが、26歳の東北大学助教、奥山先生に”非線形可積分系”の魅力を聞く学術対談!!難しい話をお風呂で波を立てるなどの身近な話を使って分かりやすく解説!!それをさらに一目で見れるように、文章化しました。こういう動画に「今」興味をもった学生とかが、50年後とかにノーベル賞をとるかも知れないですよね。社会人の方も、知的好奇心が刺激されること間違いなしです!!詳しくは動画をどうぞ。
非線形可積分系→ 非線形 +可積分系
ということで、一つずつ分けて説明してくれています
■非線形
線形:一次関数のグラフなど
非線形:その他、線形でないもの全て
「天気予報」や「流体」などは
非線形の問題なので、非常に難解
解けたら、賞金が出るものもある!!
→ナビエ・ストークス方程式
■可積分系
学部1,2年生では、解ける問題ばかりを習う
ex)調和振動子の問題など、三角関数で解ける
摩擦、減衰進藤で解ける
しかし世の中には解けない問題の方が多い
さらに多くの問題は、解けない事が証明されてしまっている
その中で、解ける系がある
それが「可積分系」
■非線形 +可積分系 →「非線形可積分系」
難解な、非線形の中で解けるものが、「非線形可積分系」
ex)KdV方程式:波の水面の浅いところを記述する方程式
→お風呂で波を作る時の、水面の動き
形を保ったまま移動する波→「ソリトン」などを記述する方程式
■面白み・どうして興味を持ったか?
解けそうにない程、難解なものが解ける事に驚きや面白さがある
最初は「量子系」にをやっていたが
紆余曲折を経て非線形(古典系)へ
そこで解けそうにない非線形の系が解けるのをみて
これはもしかしたら「非線形可積分系」なのかという発見に繋がった
■クロスオーバー
数学と物理の境界をクロスオーバーすることで
あらたな発見につながっている
そこで得られた「特殊解」が無意味な場合もあるが
今回は、物理的に意味がある解となっている
さらに踏み込むと
相当ヤバい数学の世界へ入ってしまうので
ガチで数学的にやろうとまではしていない
■現在
現在は、その系が「非線形可積分系」であることを
証明することにチャレンジしている
【所感】
現代は、様々なフィールドの人類の「知」が
クロスオーバーして(垣根を越えて)
新たな「解」が爆発的に増えている
しかしそのような中でも
解けない事が証明されている系の方が多いと言うのは興味深い
そして
解けたとしても、更に踏み込めば
底なしの樹海のように「知」の世界は際限がない
私達の人類知がどんなに増加しても
それは
大海の一滴にも満たないという「謙虚」さと
それでも立ち向かうという「勇気」と「好奇心」が必要なのだろう
また、数学と物理のように隣り合う分野に限らず
文系の人も、このような物理や数学の話に耳を傾け
物理や数学の人も、人の心の機微などに関心をもって
お互いに、クロスオーバーして(垣根を越えて)いく
事がどんどん活性化すれば未来はますます面白くなりますね
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文責:著者名: 山崎純二 、本名: 山崎 順
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2019年ノーベル物理学賞とても分かりやすい解説動画紹介 https://t.co/ukcguAbn9C @さんから#ノーベル物理学賞 #ビックバン理論 #系外惑星 #太陽系外の惑星 #恒星 #惑星 #宇宙
— 著者名: 山崎純二 (本名 山崎順) (@yamasaki_jun) October 9, 2019
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